ささやかな悲しみを積み上げる

・「地獄の黙示録」完全版を録画したつもりが、「世界の蘭展」が録画されてます。
いいんです、どうせ完全版はLD持ってます。今さらLDっつーのが悲しさ倍増ですが。
・カラーの仕上げ、図鑑と首っ引きで描いたのに、全然違う、この世の何処にも存在しない花になりました。
・吊した衣服の重みにまけて押入の横棒が落ちてきました。着もしない服ばかりなのに。
・コーヒーを袋から缶に移し替えようとしてぶちまけてしまいました。

ひとつひとつはささやかですが、積み上がるとボディーブローのように効いてきます…。

前言撤回

ごめん。90年代は要る。
ものすごく要る。涅槃もラジオ頭も真珠ジャムもオアシスも要る。誰より、ポール・ウェーラーが要る。
撤回ついでに50年代も、ブルース系は要る。
……全米でめったに一位にならないだけでな……

全米ヒットチャート

４時間ぶっ通しで見ちゃった…。

全く飽きることなく「うわー！」「きたー！」「ぎゃー！」と叫びっぱなし踊りっぱなし歌いっぱなしで…あんた仕事は…。仕事しながら見ようとしていたのですが…。脳味噌が活性化しすぎて全然仕事になりませんでしたよ。しかし、もっとも好きバンド、もっともの次に好きバンド達は出てきません。某国営放送よ、頼むから全『英』ヒットチャート４時間お宝映像お蔵出しやってくれ。そうしたら、受信料1年分、いや、３年分くらい前払いしてもいい。出てくるメンツによっては10年分でもいいぞ。
（さらに贅沢を言えば、50年代90年代はいらねーので別枠でお願いします←暴言）
でも、たとえやってくれても、モーマスとか、アンナ・ドミノとかは絶対出てこないんだろうな…。動画で見たいんだけど…。しくしくしくしく。

…というか、全英に限らなくても、日本の洋楽ヒットチャートの歴史をやってくれたらいいだけですか…全米だけでも全英だけでも、なんだかちょっと違うような気がする…

道はだめ

オープニングから泣いていてどうする。あとずっと泣きっぱなしでもう大変。
うわーん。うわーん。
翌日顔が腫れてどうにもならなくなるのに、なぜまた見てしまうのだ…

確定申告進化形

確定申告に行きました。
去年より、自分で作製した部分が多かったので何やら達成感がありました。
でも、年末調整の書類の続きを完成させる際に聞いた説明が全く理解できません。理解できないまま、言われるままに書類を完成させましたが。敗北感が残りました。来年の課題はこの辺に。

今年の申告会場は見所満載でした。
税務署の人の突っ込みに対して「私はこれを作った人間ではありません、持ってきただけですからわかりません。取りあえずこれで通して」と言い通すおばちゃん（←でも誰が聞いてもその書類書いたのあんたですから！）とか（向かいの机で延々と戦っていたので嫌でも会話の中身がわかってしまうのです）、「そんなこと言われてもわかるかー！」といきなり大声をあげて立ち上がり椅子を転がしてしまうパンチパーマのオッサンとか（真横にいたので嫌でもびびらされてしまいます。走って逃げたかったです）。
これらの香ばしさ漂う人々に比べると、何回説明されても税務署の人の言うことがわからず、全部書いてもらうおじいちゃんの微笑ましかったこと…。

税務署に勤めるって大変なことなのねと思いました。

でもまあ、大変なのは年末調整について私に説明してくれた税務署員さんも同じです。ごめんね、某漫画家さんと同姓同名のおじさん（←そんなことを気にしているから話を聞きそびれるんだな自分）、来年こそ、もう少し理解を早めるよ…。

笑い飛ばせるはずなのに

静岡県が大阪のおばちゃんを使って作った「おれおれ詐欺防止CM」に大阪府が苦言を呈したそうです。大阪のおばちゃんみんながあんな風に思われては困ると言っているそうです。

だがですね、あんなおばちゃんは大阪のそこかしこにいます。というか、うちのマンションちっちゃいマンションにすでに３人くらいいました。もちろん無口なおばちゃんだっているんですが。マンションに入居したその日に私はあんなおばちゃんに捕まって一方的にこのマンションがいかに素敵なマンションかということを延々とまくしたてられました。そんなの日常茶飯事です。

そもそも、それより数年前に大阪のテレビで一斉に放送されていた駐車禁止を指導するお巡りさんに食ってかかるおばちゃんのCMの方がよっぽどえげつなかったのに。
あるある探検隊！「うちだけちゃうわとポリどつく」ハイ！ってかんじの爆笑CMでしたよ。
あれには大阪府はクレームつけなかったんでしょうか？

今回のCMのおかげで静岡ではおれおれ詐欺被害が激減したそうです。
せめて「お役に立ててよかった」「しかし皆が皆ああではないので、ぜひ観光に来て確かめて下さい」くらい言えないのか。どうせ全国にニュースで流れる苦情なら、何かオチをつけて爆笑ものにして放送してもらうくらいのことはできないのか。つらいことでも笑いに変えて受け流せる懐の深い大阪を役所に期待してはいかんのでしょうか。　

前のめりで行きましょう

昨夜、歯を磨きながらテレビを見ていたら、「恐怖感は逃げれば２倍になり、立ち向かえば半分になる」と誰かが言ってました。しみじみと感動しました。そうだ、今年はそれでいこう。うん。

たとえば、漫画を描けば「ああ、また売れない物を描いてしまった、編集さんに迷惑をかけてしまった、どうしようどうしよう」と頭を抱え、挿し絵を描けば「ああ、また本文の邪魔になる物を描いてしまった、作家さんに申し訳ないどうしようどうしよう」と床を転げ回るのだけど。
今年からは、そこをぐっと我慢して、「売れないけれど、好きな物を描かせてもらって幸せな時間を過ごせて幸せ」とか「本文を表現しきれない自分に煮えたけれど、萌え萌えな気持ちで絵を描く仕事させてもらえて幸せ」とかの楽しかったことばかりを思いだして次も頑張ることにしよう。

辛いことばかり反芻するのはやめよう。間違いなく幸せだった時間が沢山あったんだから。2005年の旧正月に決意も新たな深井です。うむ。
でも、これ、『恐怖に立ち向かう』ってのとはちょっと違うような気がする〜（泣）

脳味噌のキャパシティが小さすぎるのです

税務署に１月中に提出しなければいけない書類をがんばって出しました。

何回説明されても、書類の名前が覚えられないし、書き方も覚えられません。でも去年よりは自分で記入したところが増えています。そんなささやかな進歩に対する喜びを税務署の人と分かち合えたらいいのですが、向こうはたぶん「また全然わけのわからんヤツが…」と泣きたい気持ちになってしまったことでしょう。ああ、すみません…記入の仕方の冊子に、去年聞いた説明のメモを貼って、一生懸命、その通りにやってはみているのですが…来年はもっと、きちんとした書類を仕上げてくるので、どうか…どうか許して下さい！
そんなこんなで世間基準ではダメダメですが、自分的には大仕事を終えたわけで、意気揚々と帰ってきました。

帰ってきて、返却された書類をファイリングしようとカバンを開けたら、同じく一月中に市役所に提出しなければいけなかった書類が出てきました。…なぜ…？
……ついさっき、税務署の窓口で「こっちは市役所に出す分ですからね」と言われた物です。窓口で言われてから、税務署の玄関まで一分弱。その間に忘れますか、自分。あほですか。

あんなにがんばって間に合うように作ったのに…にゃみだがとまんニャい…
２月になってから出しても許されるんでしょうか、これ。

大好きな人

うちの近くまで、遠い町から、大好きな人がやってきてくれて、お茶とご飯をご一緒させてもらいました。外食は本当に久しぶりで、というか友達と会うこと自体が久しぶりで、そしてその友達はまるでお日様の光のように人に元気をくれる人で。心のストレッチ。心地よくこわばったあちこちを伸ばして気持ちよくしてもらいました。

彼女の特技は「猫の手を取って話しかけて眠たくさせること」なのだそうです。猫って幸せなときに眠たくなるんだよね。ふふふ。

道の途中

『シャレード』３月号の見本誌が届きました。
毬谷さんの小説はとてもステキなのに、自分の挿し絵が邪魔をしているように思えて、布団にもぐりこんで気絶したくなりました。特に郁也…本文では儚げな美人でそのくせ芯が強くて優しくて、むっちゃくちゃ魅力的なのに、私の脳内でも超絶美人なのに、どうしてこの手を通すとああなるかな…。大ちゃんもな、もっといい男なのにな、私の脳内では…あんなんなって、こんなんなって…ああああ。

挿し絵道…輝く一本道の向こうには明るい日差しが輝いているのですが、そこへたどり着こうと匍匐前進している私の周りはまだまだ夜明け前の暗闇です。
って、本が出るたびこんなこと言ってますね、私は。